転職して2週間経過しました

転職して2週間ほど経ちました。

前職とは色々な面で違うことがあり、ようやく慣れてきたところです。

大きく違う点は二つ

  • 勤務形態
  • 技術

勤務形態について

前職では9時-18時勤務で、遅くても8時50分までには出社し、早ければ18時ピッタリに退社していました。
残業も時期によっては多かったですが、残業代はキッチリ支払われていて、特に不満はありませんでした。

現職では10時30分-19時30分という少しトリッキーな感じなのですが、
実際には10時30分に出社しても鍵が開いてないため、今は11時くらいに出社しています。
帰りも19時30分までいる必要はなく、適当なタイミングで帰ってしまいます。
タイムカードのような打刻はなく、12時を過ぎても出社しない人もいたり、そもそも一日来ない人とかもいます。
外でも仕事が可能な環境なので、家やカフェで仕事したり、かなりフリーダムです。
私もそのうち出社しなくなる気がします...(今は空気読んでる...)

給与も年俸制になり、残業代は出ません。ボーナスは出るようです。
上記をみても分かるように、基本的に就労規定?のようなものは存在しない(知らないだけかも)ようで、
これから作るよーみたいなことを言っていますww

従業員を信頼している(というか管理とかにコストをかけない方針?)のだと思いますが、
ルールが無さ過ぎて逆に個人での責任をものすごく感じます。

技術について

入社前から少し聞いていたのですが、フロントからバックまでNode.js + TypeScriptをメインに開発しています。
データストレージはNoSQLを使っていて、今のところ.NetとRDBは一切出てきていません。
前職ではASP.NetJavaを良く使っていてNode.jsはほとんど使っていなかったため、
非常に新鮮で勉強になります。

一応即戦力の中途として入った手前、新技術に関心してばかりいるわけにもいかないのですが、
Node.js自体は大して難しくなく、TypeScriptもC#の構文と似ているので、ES6さえ把握してしまえばソースは読み書きできるようになりました。
今はもうVSCode最高って感じです。

NoSQLのモデリングトランザクションに関してはまだまだ慣れが必要そうです。
癖が強いんじゃあ。

インフラはAzureがメインですが、AWSGCPも利用しています。
この辺は前職とほぼ変わっていないので楽勝です。

そしてなんといってもGit。前職ではTFSやSVNでバージョン管理していてGitとはほぼ無縁で、
個人で学習する程度だったのですが、現職では全部Gitです。
Git操作マジ怖い、から2週間かけてようやく卒業しました(`・ω・´)
Git楽しいです。

全体のアーキに関して、私なりのエンプラ系経験に基づく意見なども聞いていただき、
いい感じにjoinすることが出来ているのかなぁ、と個人的には思っています。

SI会社から転職します4(完)

前回のエントリから一か月ほど経過しました。
syslife.hatenablog.com

今回で転職エントリは終了です。

かなり偉い人達(というか社長以外全員かな...)ともお話しさせていただき、
3月付で退職させていただけることに決定しました。

決まってからはトントン拍子で、退職手続きやら引継ぎやらを今はやっております。
送別会が多くて、肝臓が嬉しい(?)悲鳴を上げております。

転職先について

次の職場での私のロールは、所謂フルスタックエンジニアですかね。
カッコよく言うとヘッドハントされた形です。

ビジネスモデルの説明をされた際、こんな説明をされました。

ゴールドラッシュで一番儲かったのは誰か知ってる?
ツルハシを売った会社だよ。うちはそんな感じ。

なんか意識たけぇ。
とにかく拗らせている私は、いい意味でも悪い意味でも俯瞰して話を聞くことが出来ましたが、言い得て妙だなぁと思いました。
かなり壮大なドリーム話なのですが、ドリームが大きいくせに意外と論理的なビジネスモデルとビジネス基盤(こっちはコネ)で、非常に惹かれてしまいました。
直近はある市場のあるデータを独占しようとしているみたいです。
実際にはほぼ完了していて、次は会社のブランディングフェーズに入る手前ですかね。
ブランディングがうまくいけば、有名な会社になるかもしれませんね。(当たり前か)

会社がコケても、この業界で食いっぱぐれることはないだろう、などと楽観的にも考えていた面もあり、ヘッドハントを受けてみることにしました。

具体的な業務は何するかと言うと、
フロントエンド開発、バックエンド開発、インフラ構築、コンサル(POCなども)
とかですかね。(全部やんけ)

メインのツルハシはPaaS on Azure or AWS(将来的にはGCPにしたいらしい)

コンサル等は直近の運用資金稼ぎで、ドリームとは直接関係ないです。
Azureのコンサルって儲かるんですね。それに今はCognitiveやBotも出てきて、
POCもめちゃくちゃ儲かるようです。MSには足向けて寝れませんね(笑)

その他、商談、ニアショアマネジメントなど、まぁ全部やるようです。
営業はやらないというか不要で、仕事が来すぎて困っていると言っています。
どこまで本当かは入社してみないと分かりませんが。

結び

転職って大変ですね。とりわけ退職は。
SI業界って今後どうなるのでしょうか。
インダストリ4.0が早くもバズっている気がしますが、
思想やIT動向は必ずIoTやAIに向いていくでしょう。

どう業務に生かすか、エンジニアの腕の見せ所でもあり、
SI業務の最大の楽しみだと思うのですが、弊害はまだまだ多そうですね。

SI会社から転職します3

少し動きがあったので書いておきます。

退職願を用意し、再び上司アタックを仕掛けました。
が、受け取ってもらえず。

・紙はどうでもいい。辞めるのが口頭で決まってから提出でも全然遅くない。
・紙出す前に、もっと了解を得てくる人がいるでしょ。
憲法や法律は分かってるが、今はそういう話をするタイミングではないでしょ。

ごもっともです。こちらも争う気は全く無いし、むしろ円満に退職したいです。
つーわけで、スタンプラリーみたいな感じでお世話になった人たちに辞める意思を伝えに。

全員から却下くらいました。

まぁ非常にありがたいことですよね。あっさり「いいよ」って言われるよりは。

で、連日飲みに連れていかれたりしてたわけです。


全員から却下をくらい、(円満に退職するには)どうしようかなー、と悩んでいたら、
部署で一番偉い人からやっと声が掛かりました。

この人には一番最初に伝えて保留されていたのですが、
ついに折れてくれました。ありがとうございます。

スタンプラリーした人たちも、なんだかんだ上手くフォローしていただけて、
晴れて円満退職できそうです。

いまは退職日付を何月付にするかで話し合っています。

SI会社から転職します2

前回のエントリから一週間ほど経過しました。
syslife.hatenablog.com

上司と退職の話が進まないので、とりあえず退職願を書いて出してみます。
退職希望日は提出日から一か月後にしました。


退職理由その3 ~楽して儲けたい~

「楽する」と「サボる」は違います、などという言葉遊びをするつもりはありません。
私は無駄なことをしたくないだけなのです。楽して儲けたいのです。

無駄との戦いに敗れる
無駄なこと(ルール)があるのは仕方がないと思いますが、PDCA出来ないことが大きな問題です。
無駄なことが増える背景って、会社が社員を信頼していないからだと思うんですよね。
そして会社が社員を信頼しないのは社員が会社を欺こうとしたんでしょうね。
そして社員が会社を欺こうとしたのは会社が~(以下ループ
鶏が先か、卵が先か、みたいな話だと思うんですが、
このくだらない負のループを「会社の文化」として会社と社員が都合よく利用しています。
そのくせ生産性を上げろと言います。ええ。言い返さない私の敗けです。
この負のループをブレークするにはドラスティックな対応が必要です。
多少はもがきましたが、相当な覚悟と体力が必要だし、期待されるリターンを天秤にかけると辟易してしまいました。

楽する人は正義か悪か
楽して儲けることは悪くない。これは断言できます。

終わってないのに定時で帰る若い子。それを許して自分で巻取る上司。それを見て何もしない私。
最近この状況が一番多いのですが、様々な事情が隠れています。
・そもそも見積は妥当か
・納期や納品物は妥当か
・リソースや計画は妥当か
・プロジェクトの目的はブレてないか
・定時で終わらないタスクを上司が積んだのか?
・若手の能力が低いのか?
・そもそも無駄なことが多くないか?
・無駄なことだから若手は帰るし、上司も何も言えないのでは?
・とは言え上司に巻き取らせてんじゃねーよ若手、単価違うんだぞ
・納品物だし、誰かがやらないと。でも無駄なことだしなぁ。
・すんません、私も帰ります上司さん

こうして上司は毎月数十時間残業しています。
私はほぼ残業ゼロです。

これってどうすればいいんですかね。
各々事情や背景が絡まってこういう結果になっていると思うのですが、
誰にどんなアドバイスや根回し、仕組みを変えるアクションとかもう面倒なのです。
各々いい感じに仕事しよう。これがしたかっただけなのです。
いい感じってのはいい感じのことだよ!!!!言わせんなめんどくせぇ!!
ていう風に考えるようになってしまいました。
いい感じにしようって、考えることを放棄しているんでしょうかね。
私はそうは思わないけど。


デブサミ2017に行ってきた

そういえばデブサミ2017に行ってきました。
event.shoeisha.jp


基本的にこういう場は知識を得る場ではなく、
刺激を得る場だと思っています。


初日の最後のセッションが特に印象に残っています。
event.shoeisha.jp

登壇された方のブログ
papanda.hatenablog.com

現場を変えるのか、会社を替えるのか。

ええ、悩みました。

思い思いのタイミングで、一人、また一人と組織を離れてしまった

そうなのです。


転職は逃げなのか、自問自答してました。
そして市谷氏の言葉で、答えを出すことができました。
私は、逃げているのではないのです。前に進んでいるのです。

SI会社から転職します1

いきなりですが、7年勤めたSI会社を転職することになりました。
経緯や理由などを書いてみます。
ただし、執筆時点で上司から退職の許可は下りていません。むむ。



会社での私の役割

入社して7年間、オープン系システム、Web系システムを受託開発する仕事をしてきました。
基幹システムだけでなくECサイト構築やAndroidアプリ作成など、色々やらせてもらいました。

スキル
言語はC#JavaJavaScript
データベースはSQLServerOracleMySQL,Postgre
プラットフォームはWindowsがほとんど
クラウドはAzureがほとんど

役割
入社1年目2年目は開発メンバー
入社3年目からプレイングマネージャ
入社5年目からチームリーダ、PM、育成、提案見積
入社7年目から上記に加えてアーキテクト支援

チームリーダていうのはPMと違って考課や査定、良く分からん書類や報告書を出したり押印したりする人。
7年目からはメインプロジェクトみたいなのは無くて、提案活動やプロジェクトの技術支援などをやっていた。
あとはPOCやったりセミナー行って社内に拡散したり。

オッサンと若手の潤滑油(笑)的な役割も結構大事なロールだったかもしれない。



退職理由その1 ~優秀な人から辞めていく~

入社当時は優秀な同期や先輩が沢山いました。
「優秀」というのは単に仕事が出来るというだけでなく、人間としても尊敬できるし、
なにより一緒にいて楽しい人たちばかりで、公私で仲良くさせていただきました。

当時の私は相棒のVS2010君と共に.NetのEnterpriseLibraryと日々格闘していました。
新しい発見が楽しくて同期と知識を比べながら、切磋琢磨してきたことが今の私の礎になっています。
あの頃は毎日めっちゃ楽しかったです。

そんな折、とても尊敬していた一つ上の先輩が退職することになりました。
とても動揺したことを今でも覚えています。

その後も少しずつ同期や先輩が退職していき、正直焦りました。
優秀な人ほど辞めていく印象があり、会社に対する不信感みたいなのが芽生え始めました。

優秀な人がいなくなるとどうなるか?
・目標となる人がいなくなる。迷子になる。
・負荷が高くなる。
・会社全体の技術力低下
・最新技術の単語はキャッチアップするも、実装できない、手を動かす人がいない
・ビジネスの視点が欠如したモヒカンが増える
・コンペでの競争力低下(尖った提案が出来ない、価格勝負の提案しか出来なくなる)

などなど、モチベーション低下だけでなく売上にまで直結します。

私が優秀だとは思いませんが、優秀な人たちと付き合ってきたため、
おまえなら出来るだろ的な感じで仕事を任されるようになりました。
やってやるぜ!の反面、プレッシャーもかなりありました。

MS技術関連の勉強会やセミナーにも足を運びましたが、
どれも基礎や導入ばかりで最近はめっきり行かなくなってしまいました。

やりたいことを比較的自由にやらせてもらっていたし、
やりがいも感じて業務内容には大変満足していたのですが、
カッコ良く言うと孤軍奮闘、
カッコ悪く言うと一人じゃ限界
のような状況になってきてしまいました。



退職理由その2 ~手段が目的になる人たち~

モヒカンとの戦い
社内ではモヒカンがヒャッハーし、私に同調を求めてきます。
彼らは片っ端から道具(最新技術)を揃えて、道具を揃えていない人は人間じゃないかのような論調を展開します。
道具を持っているだけで使い方は分かっていないようです。それではビジネスになりません。
私は技術が大好きですがモヒカンは大嫌いです。
モヒカンとは距離を置くようになりました。

自称「管理者」との戦い
「管理」という謎の仕事をしている人間があとを絶ちません。
彼らは一体何を「管理」しているのでしょうか。
彼らはいつでもエクセルを開いています。
報告書を書くのがプロジェクトのルールだから書いています。
売上や人員リソース、スケジュールや仕様の「管理」をしているらしいですが、
一日中(残業する人も)「管理」という謎の作業をしています。
私はプレイングマネージャやPMも経験していますが、彼らがやっているであろう作業は2hくらいで完了しています。
それとも私の知らない「管理」作業があるのでしょうか...。

打合せ大好き人間との戦い
進捗報告メールを出しているにも関わらず、進捗会議を開く人。毎朝30分。
「内部打合せ」という名目でとりあえず集合している人。
打合せのための打合せを開いている人。
彼らは打合せをやらないと死んでしまうようです。


このように、手段が目的になってしまっている人が沢山います。
そしてそれを正義とする文化が会社にあります。

「戦い」と書いたわりに全く戦ってない私にも責任の一端はありますが、
彼らと対話するくらいなら転職した方がええやんけ、という結論に至ってしまいました。


長くなりました。結構たまっているんですかね...。
続きもそのうち書いてみます...